2019年1月23日(水)、都内の会場に2019年公演キャスト総勢72名が一堂に会し、プレス関係者とオーディエンス約400名が見守る中、製作発表記者会見が開催されました。新キャストを中心とした迫力の歌唱披露もされ、いよいよ本格始動となった2019年全国5大都市ツアー公演の門出を大いに盛り上げました。
歌唱披露①、伊礼彼方さんによる♪「スターズ」からスタート。
歌唱披露②、小野田龍之介さん&アンサンブルキャストによる♪「ABCカフェ~民衆の歌」。
歌唱披露③、斎藤司さん&朴璐美さん&アンサンブルキャストによる♪「宿屋の主人の歌」。
(左から)中西勝之、 石飛幸治、 伊藤俊彦、 宇部洋之、 武藤 寛、 川島大典、 丹宗立峰、 木暮真一郎、 杉浦奎介、 鎌田誠樹、 今井 学、 持木悠、 新井海人、 篠田裕介、 藤田宏樹、 横田剛基、 染谷洸太、 深堀景介、 大嶺 巧、 町田慎之介、 佐々木淳平、 松村曜生、 土倉有貴、 長尾哲平、 大津裕哉、 田川景一
(左から) 島田 彩、 森 加織、 般若愛実、 廣野有紀、 桑原麻希、 三上莉衣菜、 湊 陽奈、 柳本奈都子、 伊藤美咲、 中村萌子、 篠崎未伶雅、 町屋美咲、 石丸椎菜、 桃菜、 五十嵐志保美、 木南清香、 小林風花、 華花、 小倉優佳、 みい
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(ジャン・バルジャン役)
- 「ジャン・バルジャン役を演じさせていただきます福井晶一です、宜しくお願いします。まずはこの場にいることを本当に嬉しく思います。今回も本当に素晴らしいキャストが集まって、今回初めての方もいますし、どんな化学反応が起こるのかとても楽しみにしています。今回の公演は帝国劇場から始まりまして、最後は僕の地元でもある北海道の札幌公演が控えております。北海道民としては本当に本当に嬉しく思うことで、北海道の皆様に『レ・ミゼラブル』のこの作品の魅力を届けられると思うと今からワクワクしています。帝劇から最後の札幌公演まで、精一杯役と向き合って、精進して参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。」
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(ジャン・バルジャン役)
- 「ジャン・バルジャン役をやらせていただきます吉原光夫です、宜しくお願いします。やっぱりすごいですね、この緊張感は。他にはないものがいつもあるなと思っていて、やっぱり少し自分の中でも何か向き合って、精進して、そして楽しみながら自分を高めていく作品なのかな、ここに立っていることで何かまたスタートするのかなと思います。出演者の中にも(劇団の先輩である)濱めぐさんだったりとか福井(晶一)さんがいらっしゃって、自分がまだ若手でいるってすごく思ってしまうんですね、モリクミさんだったり駒田さんだったり上の方がいると。でももう、僕と子供のころに共演した(熊谷)彩春ちゃんや、海宝(直人)さんがいま同じステージで大人として共演するってことは自分年取ったなと思って(笑)。年取っていることを認識し、またこのジャン・バルジャンという役とどう向き合っていくのか、どういうジャン・バルジャンを自分は表現できるのかということを楽しみにしつつ、ちょっと恐いですけど、頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします。」
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(ジャン・バルジャン役)
- 「ジャン・バルジャン役の佐藤隆紀です。この伝統あるミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演させていただけることを、本当に嬉しく、そして光栄に思っております。このジャン・バルジャンという役をやるにはまだまだ自分は精神面も技術の面もまだ足りない部分がすごくあると感じているので、皆様にステージをお届けするまでには日々精進して、ジャン・バルジャンとしてしっかり良いステージをお届けできるようにしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。」
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(ジャベール役)
- 「ジャベール役の川口竜也です、宜しくお願いします。まずはまたこの舞台に立たせていただけたことに対する感謝を述べたいと思います、ありがとうございます。また、この苦しくも楽しい世界に入っていくんだなと思うと覚悟しなければいけないなと思っているところです。2013年に選んでいただいてから、僕はずっと一つの目標がありまして、それはこの2019年まで出来ればやらせていただきたい、それは僕は今年52才になるんですけれども、原作のジャベールが死ぬ年なんですね、自殺をする年なんです。その年まで自分がやらせていただけたなら、そこで自分がどんなジャベールを生きれるのかということをすごく楽しみにしていました。なので自分と向き合いながら、そういうことも考えながら、精一杯演じていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」
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(ジャベール役)
- 「この度よりジャベール役を務めさせていただきます上原理生です、どうぞ宜しくお願いいたします。デビューさせていただいた『レ・ミゼラブル』でアンジョルラスという役をずっと演じさせていただきましたが、今回はそれと正反対のジャベールという男を演じることになりまして、全く違う『レ・ミゼラブル』の景色が見れるのかなと今から少しワクワクしております。真摯に、誠実に向き合っていきたいと思います。宜しくお願いいたします。」
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(ジャベール役)
- 「ジャベール役の伊礼彼方です、宜しくお願いいたします。ここ1週間、寝るまでずっと♪『スターズ』の歌詞がリフレインし、朝も♪『スターズ』で起きる毎日でした。(歌唱披露が終わって)やっと静かに寝れることを嬉しく思います。(笑)自分で望んでオーディションを受けたこの役なんですけど、いざ歌ってみるととても重たいものがあって、先輩たちが30年築き上げた歴史に僕も新たな息吹を吹かせたいなと思っております。そして今まで応援して下さった方々に少しでも成長した姿を見せれたらいいなと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。」
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(ファンテーヌ役)
- 「ファンテーヌ役をやらせていただきます知念里奈です。気がついたら長くこの作品に関わらせていただいてますが、毎回やる度にその時々で違うことを感じたり、学びがあったり、発見があったりする、本当に素晴らしい作品です。今回もまた、今の私が感じられるベストを尽くしてファンテーヌを探していけたらいいなと思います。宜しくお願いいたします。」
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(ファンテーヌ役)
- 「ファンテーヌ役を演じさせていただきます濱田めぐみです、宜しくお願い致します。皆さんのコメントを聞きながら、本当は凄く緊張していたんですけれども、凄く喜びと嬉しさとワクワク感が出てきてしまって、ずっと終始笑顔で皆さんのコメントを聞いていました。誠心誠意、心からこの作品を愛し、そしてファンテーヌという女性を愛し、一生懸命舞台の上で努めたいと思います。どうぞ皆さん宜しくお願いいたします。」
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(ファンテーヌ役)
- 「ファンテーヌ役を務めさせていただきます二宮愛です。2017年に続き今回も『レ・ミゼラブル』というこの素晴らしい作品に携われることを、本当に心から嬉しく思っております。2回目ということもありますので、前回の経験を踏まえて、今回はもっとファンテーヌという役を愛していけたらいいなと思っております。宜しくお願いいたします。」
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(エポニーヌ役)
- 「エポニーヌ役を演じさせていただきます唯月ふうかです。今回は2度目の挑戦ということでもっとエポニーヌという一人の女性と向き合って、深く掘り下げて、しっかりお客様に届けられるように演じたいと思います。そして今回は自分の地元の札幌で公演ができるので、自分の中ではすごく特別な想いがあります。精一杯演じさせていただきます、宜しくお願いいたします。」
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(エポニーヌ役)
- 「エポニーヌ役を務めさせていただきます屋比久知奈です。この作品の一員になれることを、心から嬉しく、幸せで光栄に思っております。全身全霊をかけてエポニーヌという役と向き合って『レ・ミゼラブル』という作品の中で生きたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」
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(マリウス役)
- 「マリウス役を演じさせて頂きます海宝直人です。僕は2015年から3度目の出演になるんですけれども、初心に立ち返って新鮮な気持ちで、作品、楽譜、台本に向き合って、また新たなマリウスを作っていけたらなと思っています。頑張りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。」
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(マリウス役)
- 「マリウス役の内藤大希です。2017年に続きこうして演じられることをとても嬉しく思っております。前回よりもパワーアップした姿をお見せできるよう頑張りたいと思います。宜しくお願いいたします。」
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(マリウス役)
- 「マリウス役をやらせていただきます三浦宏規です。今回初めての参加になります。本当にずっと夢見ていた作品で、今こうして自分がこの場に立っていることが本当に嬉しくて夢のようです。まだまだ未熟なところはありますが、いま自分に出来ることはすべてマリウスに注いで、『レ・ミゼラブル』の中のマリウスとしてその時代に生きていきたいと思います。皆様宜しくお願いいたします。」
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(コゼット役)
- 「コゼット役を演じさせていただきます生田絵梨花です。前回コゼットを演じてから2年近く経って、自分自身も変わったなと思うところがあるので、もう一度向き合った時にどんな風な景色に見えるのか、今からとても楽しみです。新しいキャストの皆さんとも一丸となって頑張りたいと思います。宜しくお願いいたします。」
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(コゼット役)
- 「コゼット役を務めさせていただきます小南満佑子です。私は2度目の挑戦となるのですが、更に作品とコゼットをもっともっと愛して、真摯に取り組んで参りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」
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(コゼット役)
- 「この度コゼット役を務めさせていただきます熊谷彩春と申します。小さい頃から憧れていた『レ・ミゼラブル』という作品に参加させていただけることを、今この場に立たせていただいて、改めて本当に光栄に思っております。開幕まで残り3か月を切りましたので、精一杯コゼットと向き合って頑張りたいと思います。応援宜しくお願いいたします。」
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(テナルディエ役)
- 「テナルディエ役の駒田一です、どうぞ宜しくお願い致します。皆さんお気づきのように、なぜか僕の座る位置がマリウス寄りということで、ついに東宝さんも決断したか、と(会場笑)。そんなことはないと思いますが、16年目にして、また新たな気分でやれるような気がしております。新しいメンバーも入りましたし、みんなで力を合わせて良い作品に出来たらなと思います。どうぞ応援よろしくお願いいたします。」
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(テナルディエ役)
- 「テナルディエ役に再度挑戦させていただきます橋本じゅんです。前回は東京公演だけの参加で入口のドアを開けたら終わった、というような感じでした。自分の中では、最後までみんなとこの作品をやり遂げて、その一年の幕を下ろすということが毎日欠かさず思ってきた目標でした。今回それを果たすことができますので、最後の最後までみんなの一員として精一杯努めたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いいたします。」
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(テナルディエ役)
- 「テナルディエ役のKENTAROです。またこの場に立たせて頂くことを本当に誇りに思いますし、嬉しい思いで一杯です。中でもこのテナルディエは、1人増えまして4人になりますけど、本当に大好きな方々ばかりで共演できないのが凄く残念という、同じ役をやっている以上、一緒の舞台に立てることが無いので。先程、連絡先だけは交換させていただいたので(会場笑)、仲良くやっていこうと思います。宜しくお願いいたします。」
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(テナルディエ役)
- 「テナルディエ役の斎藤司です。宜しくお願いします。先程初めて皆さんの前で歌わせていただいて、本当に今まで生きてきた中で一番っていうくらい喉の調子が悪かったので(会場笑)、本番は最高のものをお見せすべく、みっちりと稽古をして、さらに素晴らしいものをお見せできるように、謙虚に頑張らせていただきます。皆さん宜しくお願いいたします。」
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(マダム・テナルディエ役)
- 「マダム・テナルディエ役の森公美子でございます。22年間もやらせていただいて、多分今年が最後になるんじゃないかな、ってちょっと思ったら涙が出てきたりして。つまりオーディションがあるので、それに受かる自信が年と共にどんどん無くなってくるんですね。これが最後かなと思いながらも、もしオーディションに受かって、また次の年にいたらごめんなさい(会場笑)。ですけれどもこれが最後だと思いながら舞台を務めさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。」
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(マダム・テナルディエ役)
- 「マダム・テナルディエ役の鈴木ほのかです。(森)公美子さんは絶対続けていただいて、一生やってください(会場笑)。初演でコゼットを演じ、10周年からはファンテーヌ、そして一昨年からはマダム・テナルディエをやらせていただいています。一昨年の30周年記念パーティーで本当にたくさんの歴代スタッフ・キャストの方がいらっしゃって、その人たちの汗と涙で今の“レミゼ”があるんだなってまた再確認しました。今年は元号が変わりますし、昭和でコゼット、平成でファンテーヌ、そして新元号でマダム・テナルディエとますます頑張って参ります。(笑)宜しくお願いいたします。」
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(マダム・テナルディエ役)
- 「マダム・テナルディエをやらせていただきます朴璐美です。47歳にして初ミュージカルに挑戦、しかもこんな大きな作品、『レ・ミゼラブル』ということで、本当に身が引き締まる思いです。ハートフルにマダム・テナルディエを演じさせていただけたらと思いますので、どうぞ皆さん応援宜しくお願いいたします。」
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(アンジョルラス役)
- 「アンジョルラス役をやらせていただきます相葉裕樹です、宜しくお願いいたします。また『レ・ミゼラブル』の世界に戻ってくることができ、本当に感謝しています。二度目という事でさらに深く役を掘り下げて演じられるよう、精進していきたいと思います。よろしくお願いいたします。」
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(アンジョルラス役)
- 「アンジョルラス役の小野田龍之介です。この度初めて『レ・ミゼラブル』に出演させていただきます。大変嬉しく思っております。この作品は僕の中でミュージカルを続ける中で非常に大きな影響を受けた作品の一つです。この作品の一部にこの度なれること、本当に誇りをもって丁寧に演じて参りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」
- Q.(森公美子さんへ)長くこの『レ・ミゼラブル』に出演してこられて、今回いらっしゃるキャストの皆様の中では一番の経験値をお持ちなのではないかなと思うんですが、(森:はい、年齢も一番上です(笑))そんなモリクミさんから、今回新たに参加されるキャストの方々に稽古に臨む姿勢ですとか、長期の公演を乗り切るための、モリクミさんならではのアドバイスをいただけませんでしょうか。特に隣に座ってらっしゃる斎藤さんにもお願い致します。
- 森公美子「斎藤さん、意外とこの公演は真面目にやらないといけません(会場笑)。この作品は演出陣がイギリスから皆さんいらっしゃるので、直接日本語は通じませんし、ですからコミュニケーション能力はおありになると思いますが、なるべくですね、思ったことをやられるよりは言われたことをやる、その方が長く生きていく上では大切だと思っております(会場笑)。ただ、キャストだけで85人もいますとこれが大変なのが差し入れでございまして(笑)、85人プラス演出部とかイギリスからいらっしゃる方たちの分も考えるとおよそ120人分を用意しなければいけないというのが、私今回ちょっと勘定しまして、今回は差し入れをやめようと思っております(会場笑)。あと、全編を通して作品が音楽で出来ているので、音楽は音符を大切に歌う、音符は絶対に外してはいけません。皆さん分かりましたか?(会場笑)。」
- Q.(生田絵梨花さんへ)最近写真集を発売されて、その撮影でニューヨークのブロードウェイへ行かれたと伺っていますけれども、ミュージカルの本場に行かれてみて感じた事とか心境の変化とかおありでしょうか。そしてそれを今回の出演に活かすことはできそうでしょうか。
- 生田絵梨花「本場のブロードウェイを見て刺激を受けるものももちろんありますし、一週間撮影で生活して、自分でも見たことない色んな表情を写真集の中で組ませていただくことが出来て。前回コゼットを演じたときに演出家の方から、私が笑うことにすごく精一杯になっていたんですけれども、「笑顔は一通りだけじゃないし色んな段階があるから、そこを自分の経験からもっと出していったほうがいい」というアドバイスを受けたので、今回のコゼットではまたさらに表情が増えていたらいいなと思いました。」
- Q.(濱田めぐみさんへ)『レ・ミゼラブル』に初参加ということで、濱田さんがファンテーヌをやられるのが意外といいますか、ミュージカルファンとしては待ってましたといいますか、そんな声も多数届いているかと思いますが、いよいよ今日の製作発表から2019年版『レ・ミゼラブル』が始動するという感じかと思うんですが、今の心境を聞かせて頂けますか。
- 濱田めぐみ「今までは客席で舞台を拝見させていただいて、お客様と一緒に盛り上がるということだけだったので、舞台上で自分がファンテーヌとして生きるというのは想像の中でしかなかったんですけれども、皆様の意気込みとかを聞くと、何回も出演されている方、そして初めての方の気持ちがだんだん一つになっていって、この会場にいらっしゃってる皆様方の気持ちも一つになって今回の『レ・ミゼラブル』というのは立ち上がっていくんだなっていうのを感じています。喜びプラスまた新たな『レ・ミゼラブル』、そして色んな化学変化が舞台上で起きるんじゃないかなと思って、それを経験できるというのが凄く楽しみでもありますし、今まで自分が経験させていただいた色んな役の中でもファンテーヌの中で活きていける要素が沢山あると思うので、それがうまく融合できていけたらなと思っています。」
- Q.(札幌出身者を代表して福井晶一さん、キャストを代表して森公美子さんへ)今回の北海道公演は29年ぶりになります。さらに会場が昨年10月にオープンしました札幌文化芸術劇場hitaruになるわけで、そちらでは初のミュージカル公演になります。非常に市民の注目も集まり期待も高まっています。札幌で公演されるお気持ちをお聞かせいただけますでしょうか。
- 福井晶一「札幌で上演されるのは29年ぶりということで本当に嬉しく思っています。僕自身も北海道・札幌で昔舞台を見て、そこで経験してミュージカルの世界に飛び込みたいと思って今ここにいるわけですから、もっともっと北海道でミュージカルという文化が浸透していったらいいなというところに、この『レ・ミゼラブル』の札幌公演という嬉しいニュースが入ってきまして。地元民としては心して演じたいと思っています。あと昨年、全国各地でたくさん大きな災害があって北海道でも大きな地震がありましたけれど、そのちょうど一年後の9月で、札幌公演があるのが9月ということで、色んな想いと祈りを込めて演じたいと思っています。」
- 森公美子「昨年、災害が色々あったので、札幌の皆さんにこの作品を通じて、元気と立ち向かう勇気を届けられたらいいなと思うのと、札幌というか北海道は本当に美味しいんですよ、ちょうど9月は毛ガニが・・・(会場笑)とか色々なものを考えると何日滞在するのか、二週間くらいでしたかね、ですから私はちょっと延ばして北海道をぐるぐる回ってこようと思っております。美味しいものは全て道内にあると私、信じておりますので、是非美味しいものをたくさん食べて衣裳さんを困らせたいと思います。(笑)」
- Q.(伊礼彼方さん、小野田龍之介さん、斎藤司さん、朴璐美さんへ)先程素晴らしい歌を聞かせてくださった皆さんに、歌われてみてのご感想をお願いしたいのと、合わせて、これからお歌を聞かせていただけると伺っている、佐藤隆紀さん、三浦宏規さん、屋比久知奈さんには今のお気持ちをお聞かせいただければと思います。
- 伊礼彼方「初めて人前で披露させていただいたんですけど、やはり心臓が喉から出るような気持ちでですね、思った以上にこの責任がある作品に出演させていただけるんだなというのを実感しております。そして先程の北海道の話じゃないですけれども、いつか沖縄公演もあると僕は嬉しいななんて思っております。北海道まで行くんだったら皆さんで沖縄にも行きましょうよというのが僕の想いなんで、いつか、ね。もしまたオーディションを受けて僕が受かるようであれば、是非とも叶えていただければと思っております。」
- 小野田龍之介「僕も初めて皆様の前で歌わせていただいて、僕はアンサンブルの皆様とも歌わせて頂いたんですけれども、出演が決まってから今日まで、やっと今日、「ああ、ついに『レ・ミゼラブル』に出演するんだな」という実感が改めて湧いたといいますか、非常に光栄な時間でした。また改めて一つずつ、言葉だったり、音符だったり、全てに向き合って丁寧にもっともっと深めていきたいなと思った時間でした。」
- 斎藤 司「本当にさっきは緊張してしまったんですが、本番はですね、最高の状態を毎日合わせられるように・・・、ちゃんとしっかり歌いますので怒らないでください、本当に(会場笑)。とにかく緊張して、諸先輩方のお話とか歌を聞かせていただいて、自分を磨きながらやらせていただきますので、待っていていただければ嬉しいです。」
- 朴 璐美「本当に緊張しまくってしまって、数日前の稽古の時にも、ビリー先生に泣きついてしまっているくらい緊張したんですけど、でもやるしかないので、とにかくやろうと心を新たに思いました。以上です。もうごめんなさい、頑張ります!(会場笑)」
- 佐藤隆紀「本当に緊張しているということしかないんですけども、けど前回、(吉原)光夫さんにお話し聞かせてもらった時に、『すごく精神力が大事な役だ』っていうお話をされていて、最初のプロローグの部分をガーッて歌っていく、その精神力を凄く持たないといけないというところで、自分はやっぱり緊張するところがあるので、なので今日はそこを緊張せずに、まず最初の精神力を試す機会だと思って今日は頑張りたいと思います。皆さま、どうぞ優しい気持ちで宜しくお願いいたします。」
- 三浦宏規「普段はあまり緊張するタイプじゃないんですけれども、やっぱり今回、人生で経験したことがないくらいの緊張感を・・・今も、ヤバいんですけど(笑)、でもそれと同時にちょっと楽しみな部分もあって、今ここで自分が思ったことを表現して、それが稽古を経て、本番に入ってまたどう変わっていくのかという、ここがひとつ自分のスタートになるのかなっていう気持ちではあるので、今自分が思うマリウス像をしっかりと歌を通して伝えていけたらなと思います。頑張ります。」
- 屋比久知奈「本当に緊張しているんですけど、でも今出来る精一杯で表現して、ここから本番へ向けて、より成長していくぞという決意を込めて精一杯歌わせていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。」
- Q.(福井晶一さん、吉原光夫さん、佐藤隆紀さんへ)2点質問です。1点目は、『レ・ミゼラブル』という物語はフランス革命後の動乱の時代を生きた民衆の話であると同時に、ジャン・バルジャンという一人の男の人生の物語でもあるので、ジャン・バルジャン役を演じられる際に大切にされていること、また大切にしたいと思われていることをお聞かせください。もう1点は、カンパニーを代表してお三方にこの『レ・ミゼラブル』という作品がこれほどまでに深く愛され、支持をされているその理由、皆さんが感じていることをお聞かせください。
- 佐藤隆紀「まだ本当に勉強して日が浅いんですけれども、僕なりにいま凄く大事にしたいと思っているのは、やはり良心との間ですごく揺れ動くというか、そういうものってのはやはり人間がみんな持っているものであって、そういうところをしっかりと、苦しんでいる部分というか、そこがちゃんと伝わるような演じ方をしたいなと思っています。あと『レ・ミゼラブル』が愛される理由というのは、やはり主題がたくさんあると思うんです。皆さんが感じる部分というか、祈るっていう気持ちであったり、あとは人が変わってゆく姿とか、そういうものを観たときに、人は自分も変われるとか、そういう風に思う部分もあるのかなと。とにかく凄くパワーを感じれる作品で、だから愛されてきたんじゃないかなと、まだまだですけれども、今はそう考えております。」
- 吉原光夫「2011年からジャン・バルジャンをやらせていただいていて、自分の考えは変わってないと思うんですけれども、「普通の人」ということを大事にしようかなと。(僕は)見た目は大きくて顔もいかついので普通の人っぽくないんですけど、ジャン・バルジャンというか『レ・ミゼラブル』という小説は、天命の下った神に近い人間が旅をする物語ではなく、普通の男の人に起こった、苦しい人生の中で彼が正しくなろうとした、小説の題名にも『正しい人』ってあるんですけれど、最後まで葛藤して、『これでいいのか、どうして、なぜ』と自問しながら、葛藤しながら生き抜いてきた普通の人なんじゃないのかなと思うので、だからこそこの作品がずっと愛されていく、人々の心に届いていくんじゃないのかと思います。いつもこのジャン・バルジャンを演じる時には、僕にはあんまり白い部分というか美しい部分というのはないので、当然人間が持つ、黒であったりとか白であったりとかグレーの部分っていうものを離さないように、演じようといつも思っています。この作がなぜ愛されるのかというのは、この世に貧困や飢えや苦しいものがある限りはずっと人々に読み続けられるだろうといったところがずっとビンゴで当たってきているんじゃないかと。日本は豊かで贅沢なようなことを言われますが、(この世にある貧困や飢えや苦しいものとか)そういう思いをしてたりとかする人が劇場に来たり、本を取ってみた瞬間に、明日を生きるエネルギーになるんじゃないかなというのと、そういう人が最後、神様の側にいるっていうことが、愛するということを知る、人間としてシンプルなものが書いてある本であり、長い間旅するということが人生なのでは、人生が書いてあるからなんじゃないかと思っています。」
- 福井晶一「ほとんどお二人が喋ってくれているとは思うんですけれど、ジャン・バルジャンという人物が聖人のように捉えられているところがありますけど僕自身は今回、弱さの部分からフォーカスを充てて、チャレンジしていきたいなと思います。先程(吉原)光夫が言ったように、本当に普通の人間だと思うんですね。愛というものを知らなかった人間が、愛を与えられて、そして自分が愛を与えていく、そういうプロセスを大切に、そして、その中でずっと迷いながら、自分自身が名前を偽って生きていくわけですけど、それは本当に正しいことなのか。そういうことを自問自答しながらも生き抜いていくという、そういう姿に皆様共感されると思うので、そういう部分をしっかりと、大切に演じたいと思います。そしてこの作品が愛される理由ですけれど、やっぱりひとつに音楽の力、これはもう圧倒的な力があると思います。そしてそこに魅力的な様々なキャラクターが登場しまして、幅広い世代の方が、その生きてきた中のその時その時の見方で、また違ったキャラクターに感情移入できますし、さらに本当に色んな愛の形が描かれている。そこにたくさんの方が、これだけ30年続いているということは共感できる作品なんじゃないかなと思っております。」
そしていよいよ後半には歌唱披露4曲を一気にお届けいたしました!
歌唱披露④、佐藤隆紀さんによる♪「彼を帰して」。
歌唱披露⑤、三浦宏規格さんによる♪「カフェ・ソング」。
歌唱披露⑥⑦、屋比久知奈さんによる♪「オン・マイ・オウン」~オールキャストによる♪「ワン・デイ・モア」でフィナーレ!
ミュージカル『レ・ミゼラブル』2019年全国5大都市ツアー公演は
4月19日、帝劇にて開幕です!
オマケカット