Vol.6 作品の要!海外クリエイティブスタッフのご紹介

皆様こんにちは!リチャード・ケイン役の竹内將人です✨

今回は海外クリエイティブスタッフを一挙にご紹介いたします🌍

作曲を手掛けるのは、ミュージカル界の巨匠フランク・ワイルドホーンさん🎶 代表作には『ジキル&ハイド』『ボニー&クライド』『四月は君の嘘』『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~』『スカーレット・ピンパーネル』などがあります。学生時代、彼の楽曲を数え切れないほど練習したのを思い出します🎹
ワイルドホーンさんの楽曲の魅力は何といっても「心地よいメロディ」と「鳥肌が立つメロディ」✨
聴く人の心に直接届くような音楽で、感動のスイッチを遺伝子レベルで押される感覚になります。
今回の『ケイン&アベル』にも彼の魅力が詰まった楽曲がたくさん登場します🎵 本当に早く皆様に聴いていただきたいです🎧

歌詞を手掛けているのはネイサン・タイセンさん📝 代表作には『THE GREAT GATSBY』や『AMÉLIE』などがあります。

ネイサンの歌詞は、感情を豊かな情景や言葉で例える力がとても魅力的です✨
例えば、<悲しみ>を打ち寄せる波に例えたり、、、🥺
詳しくお伝えすることはできませんが、ぜひ歌詞に耳を傾けてみてください🎤

編曲を担当するのはジェイソン・ハウランドさん🎼 アメリカでは作曲家、作家、指揮者、音楽監督としても活躍されています。
音楽スーパーヴァイザー、作曲家としての代表作には『Beautiful The Carole King Musical』『Little Women -若草物語-』『生きる』などがあります。
今回の作品では、ワイルドホーンさんの楽曲をお芝居の流れや雰囲気に合わせて編曲し、追加の作曲も担当しています🎻 彼の作業は非常にスマートで効率的で、全体を完璧に把握している印象です✨

振付を担当するのはジェニファー・ウェーバーさん💃 代表作には『& Juliet』『K POP The Musical』があります。
特に『& Juliet』はロンドンのウエストエンドやニューヨークのブロードウェイで上演され、大きな話題となっています。日本ではあまり見られないHip-Hopをベースにした振付で、新鮮さや驚きを感じられるアプローチが特徴的です🎵
ダンスキャプテンの富田亜希さんによると、歌詞やメロディーに沿った振付だけでなく、パーカッションやドラムの音を拾って振り付けに落とし込むセンスが素晴らしいとのことです✨
振りとリズムが見事にマッチする瞬間が本当に気持ちよく、観ている方にもその魅力が存分に伝わると思います👏

脚本・演出はダニエル・ゴールドスタインさん🎭 世界的に活躍する演出家で、これまでに100を超える作品を手掛けています。
日本では『ニュー・ブレイン―僕の中に春をいっぱい感じる―』『ザ・ミュージック・マン』『カム フロム アウェイ』などを演出されています。普段は気さくでフレンドリーな方ですが、その実力は圧巻です。
ダニエルが大河小説を脚本化し、さらに大胆なアイデアで私たちを驚かせてくれる瞬間には、彼と共にお仕事ができている幸せを実感します✨

さて‼️‼️
本日はオーケストラ合わせ初日🎻

ミュージカルのお稽古で最も楽しみな瞬間の一つです。
俳優もスタッフも初めてオーケストラの音色を耳にし、その響きに全身を包まれながら、この場にいる幸せを噛み締めます。

稽古の流れとしては、俳優が指揮者の前に立ち、歌とオーケストラの音がきちんと合っているかを確認。
その後、指揮者とキッカケの確認を行い、音楽を伴奏にお芝居を入れながら稽古を進めます。
オーケストラの伴奏が入ると、俳優たちのテンションが自然と上がるのが分かります。
ピアノ稽古の時に手を抜いていたわけではありません!(笑)
オーケストラの各楽器の音色を感じることで新たな感覚が刺激され、そこから歌やお芝居に新しい表現が生まれるのです。
これは演じている俳優本人だけでなく、見ている側にもはっきりと感じ取れるほどです。

オーケストラ付き稽古で特に変化が大きいのはダンス。
ピアノだけでは表現しきれなかった音をジェニファーが即座にキャッチし、その音やグルーブに合わせて振り付けを微調整していきます。「この音はこう使わなきゃもったいない!」という感覚なのでしょう。
時には振付のアクセントに合わせてパーカッションのシンバルが加わるなど、音楽とダンスが互いに引き立て合って進化していく様子が見られます。
本当に一人一人が周囲を感じ取りながら、自分の役割を全うしていく姿にはプロフェッショナルの凄みを感じます。
これからオーケストラ付き通し稽古に向けて、どのように進化していくのか、非常に楽しみです🌟

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

リチャード・ケイン役竹内將人