Vol.4 2024年最後の追い込み!
皆様こんばんは 🌙 リチャード・ケイン役の竹内將人です。
🎍新年あけましておめでとうございます ❗ 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます✨
本日はアベルの恩人であるデイヴィス・リロイ役の山口祐一郎さん、そしてアベルの娘であるフロレンティナ役の咲妃みゆさんをご紹介させていただきます。 また、年末の稽古場の様子についてもお伝えします📖
🌟ミュージカルファンなら誰もが知る“生ける伝説”山口祐一郎さん。僕自身も幼少期に博多座で『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ダンス オブ ヴァンパイア』『モーツァルト!』『三銃士』など、山口さんのご出演作品を繰り返し観て育ちました。そのどれもが心に深く刻まれています。
稽古場ではさすがの落ち着きと余裕で、遊び心にあふれたアプローチを見せてくださり、読み合わせの段階から役柄を生き生きと表現されていて、時に笑いを、時に感動を現場に与えてくださっています。また、いつも温かい励ましのお言葉を出演者にかけてくださり、山口さんが話すと稽古場全体が明るく優しい空気に包まれます☀
デイヴィス・リロイは松下優也さん演じるアベルにとって恩人であり、師匠的な存在です。その大切な存在であるデイヴィスの身に起こる事件をきっかけに、アベルとケインが宿敵となるという重要な役どころです。
俳優も稽古場も優しく包み込んでくださる山口さんの存在が、この寒い12月の稽古場を少し暖かくしてくださっています☺️
❄次に咲妃みゆさん。 咲妃さんは宝塚歌劇団出身で、愛称は「ゆうみさん」。フロレンティナはアベルの愛娘でありながらリチャード・ケインの恋人となります。
咲妃さんはとにかくおしとやかで優しい方です✨実は僕と同じ九州出身ということもあり、とても親近感を感じています。リハーサルではいつも気にかけてくださり、おかげで僕も安心して芝居に集中することができています。
普段の柔らかな雰囲気に加え、芝居が始まると芯の強さが伝わってくるお芝居で、優しさの中にも強さを感じさせてくださいます。その魅力にリチャード・ケインはすっかり心を掴まれている状態です。この二人の恋が父親同士の対立を乗り越え、どうなっていくのかはぜひ本編を楽しみにしていただければと思います。
年末の稽古は、年末年始に休暇を挟むこともあり非常に追い上げた内容でした。二幕ラストまでミザンスがつくと、一幕に戻ってシーン稽古や振付の確認と変更を繰り返しました。その後、全幕荒通しを行い、演出のダニエルが構成のわかりにくい箇所やシーンが混雑している部分を炙り出し、台詞や歌詞の変更、追加、大幅なシーンの入れ替えを行うなど、非常に緻密な作業が続いています。
特にダニエルの台本構成力には驚かされるばかりです✨台本全体を立体的に捉えた的確な改変で、より良い作品に仕上がっていく過程はまさにプロフェッショナルの仕事だと感じます。
全幕通しを経て、ぶつ切りで稽古をしていた俳優たちも物語全体の流れを捉え始め、細かい芝居が変化していくのを実感しました。その変化を逃さず演出家や振付家がさらにノートを出し、俳優たちがそれに挑戦していくという作業が続いています。諸先輩方のお芝居や歌の変化を間近で見ながら、僕も必死で食らいついている毎日です🔥
年末までに全幕通せる状態にはなりましたが、ここからが勝負どころです。さらにブラッシュアップを重ね、舞台上での俳優たちの納得がいかない部分を解消し、オーケストラとの合わせや衣裳を着用しての早替えの確認など、やるべきことはまだまだ山積みです。この限られた時間を大切にし、俳優やスタッフ同士の連携を深めながら一回一回の稽古に臨んでいきます。
✨初日までの間、まだまだ稽古の様子をお届けしていきますので、ぜひ引き続き読んでいただければ幸いです✨本年もどうぞよろしくお願いいたします🐇
リチャード・ケイン役竹内將人