Vol.3 1幕通しでハプニング発生!?

皆様こんにちは。リチャード・ケイン役の竹内將人です✨
本日は、キャストのご紹介をしつつ、現在の稽古場の様子をレポートさせていただきます!

まずは上川一哉さんについて。
劇団四季でご活躍されていた上川さんは、ミュージカルファンの皆様にとって“王子様”のイメージが強いのではないでしょうか 👑✨
僕自身、上川さんが出演された作品に何度も触れて育ちました。退団後の代表作として知られる『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』では、切ない役柄を、さすがの実力で演じられていました。稽古場ではその優しい声と愛されキャラで場を和ませるシーンが多く、とても素敵な方です。

次に植原卓也さん🌟
僕にとって植原さんは、今年11月に初共演し、それ以来ずっとご一緒している、とても仲良くさせていただいている俳優さんです。実は稽古場での席も近く、俳優仲間としてだけでなく、プライベートでも親しくさせていただいています。物事を捉える姿勢がとても純粋で真っ直ぐな方で、見習うことが多いです。本作ではダンスユニットでデビューされたご経験を活かし、愉快なダンスを軽快に踊りこなす、ザ!アメリカン!な役どころが見どころです💃🎶

続いて今拓哉さん。
今年の『王様と私』に続いて2度目の共演になりますが、僕にとっては少年時代から憧れていた俳優さんです✨『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役やジャベール役でご活躍されていて、当時ミュージカルが大好きだった僕は博多座で観劇し、CDも擦り切れるほど聴いて真似をしていました。今回もそんな憧れの今さんとご一緒させていただけることがとても光栄です。
今作では少し嫌味な役を演じられていますが、本読みの段階からそのお芝居がとても説得力があり、「こういう人物像が自然と出せるのは、さすが今さんだな」と感じています。普段の優しさにあふれた今さんからは想像もつかないようなキャラクターですが、その振り幅の大きさにただただ感動しています。お芝居のたびに新しい発見があり、学ばせていただくことばかりです。

そして益岡徹さん。
僕の中では『テレビで良くみる俳優さん』というイメージで、ミュージカルでご一緒させていただくのがとても嬉しいです🎥 お芝居の中心となるシーンでは、益岡さんが話し始めると一瞬で場の空気が変わり、シーン全体がくっきりと浮かび上がるように感じます。そのお芝居に毎回圧倒されながら、勉強させていただいています。演出家のダニエルが益岡さんのシーンになると「さすがTORUSAAAN」と口にするのが印象的です👏

本日のキャスト紹介はここまでとし、次に稽古場の様子をお伝えします。

現在、演出家のダニエルが各シーンのミザンス(俳優や舞台セットの動き)をつけ、それを俳優が試し、さらに演出意図やキャラクターについて話し合いながら深めていくというプロセスを繰り返しています。振り付けも同様に、ジェニーが基盤となる動きをつけ、それをダニエルがチェックし、さらに緻密にブラッシュアップしていく流れです🎭

新作の翻訳ミュージカルの稽古ということで、台詞や歌詞を日本人のお客様に届く形に調整し、それに伴う音楽や振り付けの変更が必要になることも多く、非常に緻密な作業が続いています。その分、俳優やスタッフの連携が深まり、現場には熱気があふれています 🔥

稽古場では笑いが絶えない瞬間も多々あります。先日、一幕通し稽古の際、松下優也さんが旅行バッグを持って激しく歌うシーンでは、バッグの取っ手が突然取れるというハプニングがありました!バッグの取手だけを持って歌う姿に、優也さん含め、その場にいた全員で大爆笑🤣 稽古場ならではのエピソードがまた一つ増えました。

これからも引き続き稽古の様子をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌟

リチャード・ケイン役竹内將人