今回ご紹介するのは明治座から清洲橋通りに沿って徒歩4分ほど、浜町中ノ橋交差点の角に建つ《富士屋本店 日本橋浜町》です。
1階は立ち飲み、2階はテーブル席とカウンター席、3階はテラス席(冬場は掘りごたつ席)と、様々なスタイルで楽しめるビストロ。いつもお客さんで溢れている人気店です。
スタッフは2階のテーブル席にお邪魔しました。
開放感ある大きな窓、吹き抜けの1階から聞こえてくる賑わいがなんとも心地良く、リラックスできる空間です。
「本日のおしながき」と書かれた手書きのメニュー表からすでにワクワク。
季節の食材を上手く活かした和テイストのビストロメニューは何を食べてもおいしいと評判です。素材にもこだわり、魚介類は毎朝豊洲から仕入れ、野菜は顔が見える生産農家から直接仕入れているそう。
取材スタッフがいただいたのはこちらの品々。
●〈鶏レバームース〉350円(1本/税込)
見た目もかわいい、一口サイズのレバームースです。甘めのワッフル生地に乗った鶏レバーペーストはまったくくさみがなくまろやか、ワインに合うおいしさ、おしながきに「名物」と書いてあるのも納得。迷ったらまずこれ、とオススメしたい!
●〈鯵と焼きネギ 南高梅のテリーヌ〉1,000円(税込)
美しいテリーヌです。鯵はねっとりと濃厚。ネギの青み、梅の酸味が絡み合い、さっぱりといただけます。青のりのソースも良いアクセント。
●〈豚レバテキ〉650円(税込)
プリプリ、トロトロ。ごま油+ねぎソースという「間違いない!」という組み合わせ。
●〈天然真鯛のパイ包み焼き〉1,800円(税込)
運ばれてきた時点でテンションがあがる、魚の姿を模したパイ包みです。数人で取り分けても満足できるボリューム。パイはサクサク、中身の真鯛は甘くてホクホク! 真鯛だけでなくほうれん草、マッシュルームなどが層になっていて味わい深い。トマトとチーズのソースも、酸味と濃厚さのバランスが最高に美味しく、満足感の高い一皿です。
●〈温野菜のバーニャカウダ〉1,300円(税込)
ストウブで蒸し焼きにされたカラフルな野菜たちは甘みもたっぷり。火が通ってもなおみずみずしいおいしさ。バーニャカウダソースをつけてパクパクといただけちゃいます。
どれもこれもおいしかったですし、ほかにも気になるメニューだらけでした。
なお、《富士屋本店》さんもこの土地ならではの食材も積極的に使用しているそうで、「鶏は《大金》のもの、豆腐は甘酒横丁の《双葉》のものを使っています。このあたりは良いお店が多いですし、街全体が仲が良いんですよ」と店長さん。……また出てきました、精肉店《大金》さんのお名前が!(《RISTORANTE AL PONTE》 《Boulangerie Django》ご紹介ページもご参照ください)
《富士屋本店》さん、かなりの人気店ではありますが、1階の立ち飲みスペースは予約不可のため、空いていれば入れます。
観劇後、軽く飲みたい! という時に、ぜひ寄ってみてください。
【メニューや価格、サービスなどは、2025年1月時点のものです】
(取材・文・撮影:平野祥恵)
取材協力:一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメント
https://hamacho.jp/