STORY

Mr.Prisoner


19世紀 英国
ロンドン塔(Tower of London)地下3階には
光を通さない分厚い鉄扉の独居房があった
そこには一人の囚人が幽閉されていて
囚人の周囲には、不思議な指示が出されていたという・・・
“牢屋番は耳の不自由なものにせよ”
囚人番号252号・・・
彼は「絶対に声を聞いてはならない囚人」と呼ばれていた・・・


チャールズ・ディケンズ/クライヴ・ヘイスティングス卿
チャールズ・ディケンズ:社交的で饒舌。茶目っ気があり、相手の話を聞き出すのが得意。「絶対に声を聞いてはならない囚人」に興味を持って調査をしている。言わずと知れた英国文学史上、最大の人気を誇る文豪、チャールズ・ディケンズである。
クライヴ・ヘイスティングス卿:貴族的に高圧的で、冷淡な印象。レス曰く、氷のような目。「絶対に声を聞いてはならない囚人」の正体を知る男。かつて親友だったクリス・アシュビーの死因は囚人(エドワード)にあると信じて憎んでいる。

キャスト 上川隆也


レス 他
牢獄番の老人の孫。牢獄番は数ヶ月前に亡くなってしまい、その事がバレれば家を追い出され仕事も失うのでひた隠しにしている。そんな最中、うっかり「会話してはならない囚人」と会話してしまい、事件に巻き込まれる。「君の方が囚われ人だ」と囚人に言われるほどに、(当時、多くの下層階級の子供がそうであったように)悲惨な人生を歩んでおり、囚人との出会いで少しずつ変わってゆく。

キャスト 林原めぐみ


囚人252号(エドワード・ホークウッド伯爵) その他大勢
法学、政治学、文学、科学、心理学、芸術に精通し、かつては大英帝国最高の知能と謳われた男。教鞭をとっていた時代もあり、大切にしていた生徒がある事件に巻き込まれ、それがきっかけで投獄されてしまう。現在は終身刑が言い渡されており、ロンドン塔の地下深くに幽閉されている。天才的な話術の達人であり、人を魅了し、時には相手を催眠状態に陥れてしまうと言われている。そのことから、現在は「会話してはならない囚人」として収監されている。

キャスト 山寺宏一