Vol.1 いよいよ本格始動!世界初演への道!
皆様、こんにちは!
ミュージカル『ケイン&アベル』でリチャード・ケイン役を演じます、竹内將人です。
この度、稽古場レポートという大役を仰せつかりました!初日が明けるその日まで、皆様のワクワクを少しでも刺激できるよう、現場の様子をしっかりお届けしていきます。どうぞよろしくお願いいたします!
ミュージカル『ケイン&アベル』は、イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作にした、世界初演のオリジナル作品です。
世界中で初めて、日本人の僕たちのカンパニーが舞台で上演するのです。
脚本は初めに英語で綴られ、それを日本語に翻訳しています。稽古場では日々、セリフや歌詞をカットしたり追加したり、音楽の入り方を見直したりと、細かい調整が続いています。脚本・演出のダニエル・ゴールドスタインさん、編曲のジェイソン・ハウランドさんを中心に、日本のクリエイティブスタッフや僕たち俳優陣が力を合わせ、一つ一つのシーンを丁寧に作り上げています。
この作業は地味で忍耐のいるものですが、特にクリエイティブスタッフや制作スタッフの方々は、僕たちが稽古場に入るギリギリまで調整作業を進めてくださっていて、その姿には本当に頭が下がります。
さて先日のこと、全キャストが揃っての読み合わせがスタートしました。
ケイン役の松下洸平さんは僕の事務所の先輩でもあります。初めての読み合わせにも関わらず、台詞や歌を発するその姿からは、すでにスーツを着てエリート街道をまっしぐらに進むウィリアム・ケインの姿が浮かび上がるようでした。
一方、アベル役の松下優也さんは、とにかくセンスが素晴らしくてクールな印象。これは僕だけでなく、きっと他のキャストも感じているのではないかと思います。日本人離れした感覚といいますか、その自然な表現力には僕もミュージカル俳優として学ぶべきところがたくさんあります。本番に向けてさらに磨かれていく姿を間近で見られるのが、とても楽しみです!
このあとは振付のジェニファー・ウェーバーさんも合流し、ステージング(立ち稽古や振り付け稽古)が始まる予定です。壮大な物語と迫力ある音楽に、俳優一同どっぷり浸かりながら取り組んでいきたいと思います。
ちなみに、僕が演じるのは洸平さん演じるウィリアム・ケインの息子、リチャード・ケイン役です。登場シーンまでは少し時間があるので、自主練をしながら、引き続きリハーサル現場の様子をしっかりとお届けできるよう頑張ります!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
リチャード・ケイン役竹内將人