今回ご紹介するのは、明治座の横を走る大通り・清洲橋通りに交差する小路を少し入ったところにあるカカオ菓子専門店《カカオ菓子 suminoza》。
大通りを一本入るだけでずいぶん落ち着いた雰囲気になりますが、そんな中でもひときわおしゃれな雰囲気を醸し出しているのがsuminozaさん。
店内はグレーを基調に、ドライフラワーのアレンジメントがポイントに配され、ハイセンスでありながらも温もりが感じられます。
こちらのお店は、同じ浜町にある有名なチョコレートショップ《nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO》のシェフショコラティエ・村田友希さんが2024年にオープンした、チョコレートに特化した焼菓子専門店。nelはバレンタインの季節、大手百貨店のチョコレート催事でも大人気ですね!
『屋根の上のヴァイオリン弾き』公演期間中の明治座2階ラウンジで、nelのテリーヌショコラをお召し上がりいただけます。
suminozaは「手しごと」×「出来たて」をコンセプトに、nelのチョコレートを使った焼き菓子を提供。
村田さんはnelの近くにsuminozaを開業した理由を「浜町が好きなので、nelのお客さんもsuminozaに行ってみようと足を伸ばしてほしいですし、suminozaのお客さんがnelに行ってみようと思ってもらえたら嬉しい。“まちの回遊”でより浜町を知ってもらえれば、とも思っています」と話します。
コンセプトどおり、店内はすべてチョコレート色の焼菓子がずらり。
正面のショーケースで売られているお菓子は、その日の朝に焼き上げたもの。
マドレーヌ、カヌレ、フィナンシェなどの定番に、季節ごとの新商品が1・2種類並びます。
出来立ては温かい状態で売られているそうで、夕方にはなくなってしまうものも多いほどの人気とか。
棚にも焼き菓子が。
こちらはショーケース内のものより少し日持ちがするそうで、手土産にも良さそうです。
お店のイチオシは〈バウムクーヘンショコラ〉。
「クラフトチョコを使った、しっとりふんわりしたバウムクーヘンです。チョコレートをたくさん入れると重く沈みますので、実はふんわり仕上げるのが難しく、この食感を出すのに試行錯誤しました。メレンゲにこんにゃくパウダーを加えることで、チョコレートを入れても気泡がつぶれることなくふんわりとした食感を実現しています」(村田シェフ)
たしかに本当にふわふわ、上質な舌触りです。そしてチョコの味がすごい……。
ホール2,484円(税込)、カット3個入りで1,512円(税込)です。
~ほか、スタッフの感想~
●カカオフィナンシェ432円(税込)
表面が少しサックリした食感で、中はしっとり。ビターチョコの味と、トッピングされたカカオニブの歯ごたえがベストマッチ!ものすごく“チョコ”を感じます。
●ファーブルトン486円(税込)
ブルターニュ地方の伝統菓子。水分量の多いもっちりした生地にカカオワインに漬け込んだというプルーンの酸味が加わり、もはやケーキを食べた満足度!
suminozaやnelのチョコレートは“bean to bar”、豆の焙煎からお店で作るオリジナルのクラフトチョコ。
使われるカカオ豆は、ベトナムにある契約農家から仕入れ年に一度はカカオ農園を訪れているそうです。村田さんによると「(一番輸入量の多い)ベトナムでは年2回収穫がありますが、その年や季節によっていい意味でムラがある。私も作ってみて初めて『今回の豆はこういう方向だな』とわかります。その時々で多少風味が違うのもクラフトチョコの面白さですので、そんなところも楽しんでいただけたら」。
これは、定期的に通いたくなるお店ですよ……!
【メニューや価格、サービスなどは、2025年1月時点のものです】
(取材・文・撮影:平野祥恵)
取材協力:一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメント
https://hamacho.jp/