おかげさまで4回目の公演となります『信長の犬』。
この作品を右大臣織田信長公が生まれた地で再演できることは
嬉しいだけでなく、不思議なご縁を感じております。
血で血を洗う戦国時代に、戦国武将たちが外来犬種を飼っていたという史実と、
日本最初の軍用犬という史実、ふたつの史実をおり混ぜ、
完全オリジナル作品として書き下ろしましたのが本作です。
どんな時代にあっても、人は動物との関わりの中で、
本来の人間らしさを呼び起こせる。
そんな思いが詰まった物語でございます。
戦国絵巻を一匹のボルゾイが駆け抜け
その風は、取り巻く武将たちの心のひださえ揺らしてゆきます。
声歌舞伎『信長の犬』ついに御園座に見参します。
お楽しみに
原作・脚本・演出
藤沢文翁
藤沢文翁