- イギリス冒険小説の先駆者ジョン・バカン原作小説「三十九階段」(1915年)
- サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督「三十九夜」(1935年)
この2つの作品を基に舞台化された「THE 39 STEPS ザ・サーティーナイン・ステップス」は、2006年ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀コメディー賞を受賞、その後はブロードウェイにも進出しトニー賞にもノミネートされました。日本では2010年2月3月に石丸幹二主演にてシアタークリエにおいて初めて上演され、イギリス発の最高峰の舞台として大好評を博しました。
原作の名前を聞けば当然極上のサスペンス・・・とおもいきや!観客の想像力を頼りに、身体表現と緻密かつユーモアにあふれた唯一無二の演劇が、縦横無尽に繰り広げられます。
キャストに迎えるのは、今年ミュージカルデビュー10周年を迎え、この舞台が“単独初主演”となる平方元基と、謎の女スパイのアナベラほか、マーガレット、パメラの3役のヒロインに扮するソニン。演劇の枠を超えた、抱腹絶倒のハイパーコメディーに挑戦いたします。 “クラウン(道化)”を務めるあべこうじ、小松利昌は、怒涛の135役を演じ分けながら、舞台上のセット転換や小道具のセットもこなす超ハードかつ、劇の進行における重要なポジションも担います。本作の上演台本・演出を手掛けるのは、演劇界における新しいムーブメントの旗手であり、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(演出・脚本)、シアタークリエ『SHOW BOY』(原案・演出)など多彩な演劇を作り続けながら、東京2020パラリンピック開会式の演出など、そのマルチな活躍が目覚ましいウォーリー木下。全編にわたって生バンドの演奏も加えることで、音楽の力も駆使して観客をウォーリー木下の演劇世界に引き込みます。音楽は、アコーディオン、チェロ、ギターのトリオ編成で現在注目のインストゥルメント(唄のない)バンド“ザッハトルテ”が生演奏いたします。
演劇と音楽、そして歌の絶妙なコラボレーションも堪能いただける、新たな演劇スタイルへの挑戦をお見逃しなく!!