モーツァルトの名作オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」200年以上を経て今もなお愛される作品が誕生した背景には、台本作家ダ・ポンテの存在があった。ダ・ポンテがモーツァルトと出会い、その才能を開花させたのは、彼の80年を超える生涯のわずか4年と6か月の間。それは人生で最も輝いた、儚くもかけがえのない時間だった――。
時代の波に抗い、偏見を乗り越え、制作に没頭した若き天才たちの軌跡を、オリジナルの音楽劇でお届けします。
モーツァルトの名作オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」200年以上を経て今もなお愛される作品が誕生した背景には、台本作家ダ・ポンテの存在があった。ダ・ポンテがモーツァルトと出会い、その才能を開花させたのは、彼の80年を超える生涯のわずか4年と6か月の間。それは人生で最も輝いた、儚くもかけがえのない時間だった――。
時代の波に抗い、偏見を乗り越え、制作に没頭した若き天才たちの軌跡を、オリジナルの音楽劇でお届けします。
モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョバンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』を同じ台本作家が書いていると知ったのは、9年前のことです。その場で初対面だった作曲家の笠松さんと「台本作家と音楽家の共作の話は面白いかも!」と盛り上がり、それ以来、この物語と向き合うことになりました。
ダ・ポンテの人生を調べていくにつれて、一番興味を惹かれた事は「台本作家が抱えるフラストレーションって、今も昔も変わらないんだな……」ということです。物語の主な舞台は240年前のウィーンですが、ダ・ポンテが向き合う困難について、とても身近に感じたのです。
皇帝、宮廷、社会情勢や仕事相手に散々振り回されるダ・ポンテ、そして、天才モーツァルトですら同じこと。誰かの正解を探す旅は、作り手を消耗させます。二人の悲喜こもごもには、もちろん時代特有の事情はあれど、本質は、現代の作り手たちが抱える悩みと変わらないのでは? そして、作り手にとっての喜びもまた、時代は違えど同じなのではないか、と。そう考えた時に、『作り手にとっての幸せな時間』というテーマでこのお話を描きたいな、と思いました。
ダ・ポンテの人物像を考えたときに一番先に思い浮かぶ言葉は『分かってもらえない人』です。
ダ・ポンテの人生を追っていくと、女性問題はじめ数々の問題を起こし、故郷のヴェネツィアを追放され、承認欲求がすこぶる強くツッコミどころもたくさん、そんな破茶滅茶な人物像が浮かびます。
一方で、ダ・ポンテの詩に触れると、その人間観察の鋭さにハッとさせられますし、曇りのない視線でクリアーに人間を見つめていた人だと感じます。
この詩人としての鋭くて繊細なダ・ポンテの内面を、唯一『分かってくれた』最高のパートナーがモーツァルトだったのではないか。ダ・ポンテが綴る生き生きとした人物の感情がモーツァルトの瑞々しい音楽で描かれる、そんな二人の共作の時間は、お互いにとって本当に描きたいものを描けるかけがえのない時間だったのではないか。ダ・ポンテとモーツァルトが紡いだ言葉と音楽に触れると、そんな風に想像が広がります。
ダ・ポンテやモーツァルトのような作り手に限らず、人生で語らずとも通じ合える誰かと出会えたとしたら、それはとても幸せなことではないでしょうか。
子供が夢中で遊ぶように自由な心で過ごせる時間は、人の心を生かしてくれます。
そんな喜びに溢れた時間を、ダ・ポンテとモーツァルトが共に紡いだ言葉と音楽、そして二人が出会った人々とのドラマを通して感じていただけましたら、嬉しく思います。
この作品の何を一番お客様に伝えたいですか?と聞かれたら、真っ先に「音楽です」と答えたい。
ミュージカルの起源は諸説あるが、ミュージカルが生まれるにはオペレッタがあり、オペレッタが生まれるにはオペラがあった。そうして、これまた諸説あろうけれど、それまで王族、貴族を主人公としていたオペラを庶民の側に引き寄せ、現代にまで受け継がれる基盤を作るという大革命を成したのが、皆様ご存じ天才作曲家モーツァルトと、この作品の主人公である詩人「ダ・ポンテ」だった。彼らの作ったオペラ作品がなければ、現代にミュージカルがあったかどうか怪しく思う。
では彼らの物語を彩るにふさわしい音楽は何だろう?プロデューサーと作家と作曲家と僕と、真っ先に確か、それを話した。「モーツァルトの曲をそのまま使う」とか「今風の音楽で」とか様々な意見が出たけれど、モーツァルトの時代に寄せた、つまりはジャズやロックが登場するより以前の、ミュージカルが始まるよりずっと以前の音楽で綴っていくのが最適ではないか?という道が見えた。作曲の笠松さんが得意なのもクラシックだし、僕が一緒に仕事をするようになったのも「クラシックは元々難しいものじゃなかった。わかりやすく、一度で耳に残る音楽でないと、レコードもない時代に後には残らないでしょう?」という彼の言葉に惹かれてだったからだ。と言ってオペラ調もやめようと思った。歌唱法がまるで違うからだ。つまり本来クラシック音楽が持っているはずのポップさを活かした音楽こそが、今回のスタッフキャストが「ダ・ポンテ」を謳うのに相応しいものであるはず、という結論に至った。「音楽劇」と銘打ってあるのもきっと、プロデューサーの心にあの時の話し合いが根付いていたからではないかと思う。
そうして生まれた30数曲の音楽を、海宝さんや平間さん初め、魅力的なキャストでお届けする。ほぼ歌わないキャストは芝居に厚みをもたらしてくれる。海宝さんがダークヒーローとか、平間さんは底抜けに明るい天才とか、キャストの皆様誰もが、割にこれまであまり演じてなかったタイプの役になると思う。
「ダ・ポンテ」という、これまで日本での知名度はあまり高くなかった男が、どう芸術の都ウィーンでのしあがり、破天荒に生き、そうして彼が、モーツァルト亡き後の人生をどう過ごしたのか?皆様の心に生涯刻まれる作品になれば幸いである。どうかご期待くださいませ。
1826年ニューヨーク。年老いたロレンツォ・ダ・ポンテ(海宝直人)が回想録を出したことがきっかけで、若かりし頃を思い出すところから物語は始まる。
1781年ウィーン。女好きで詐欺師のダ・ポンテは、ある事件を起こし、故郷ヴェネツィアを追われ、その才覚と手練手管でウィーンの宮廷劇場詩人の座までのぼり詰める。しかし、宮廷作曲家アントニオ・サリエリ(相葉裕樹)に言われるがままに書いたオペラの処女作を酷評され、行き場を失っていた。そんなダ・ポンテの前に現れた、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(平間壮一)。彼もまたあふれる才能を持て余していた。二人は意気投合し、革新的なオペラを作ることを決意する――。
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愛知公演 | |
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6月30日(金) 18:00 | 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール |
7月1日(土) 13:00 | |
お問合わせ先キョードー東海052-972-7466 |
大阪公演 | |
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7月20日(木) 13:00 | 新歌舞伎座 |
7月21日(金) 13:00 | |
7月22日(土) 12:00 | |
7月22日(土) 17:00 | |
7月23日(日) 13:00 | |
7月24日(月) 13:00 | |
お問合わせ先新歌舞伎座06-7730-2121 |
プロモーション映像
歌唱披露映像
身丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 | |
---|---|---|---|---|
Woman M | 61 | 43 | 36 | 16 |
Woman L | 64 | 46 | 38 | 17 |
S | 66 | 49 | 44 | 19 |
(cm)
身丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 | |
---|---|---|---|---|
S | 66 | 49 | 44 | 19 |
M | 70 | 52 | 47 | 20 |
L | 74 | 55 | 50 | 22 |
(cm)