チャールズ・ディケンズの小説はこれまで世界各国で舞台化されてきました。『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』など、ディケンズ世界の“人々”は精一杯生きることの辛さを味わい続けますが、そんな中一瞬でも輝く幸福を多くの観客に見せ大きな感動を与え続けてきました。彼のもう一つの名作『二都物語』は18世紀のイギリスとフランスの二国間で起こる美しく壮大なロマンス物語。これまでに全世界で2億冊以上発行されています。アメリカでミュージカル化されたのは2007年。翌年にはブロードウェイに進出し、2012年には韓国でも上演され、賞賛を浴びました。日本では2013年夏、帝国劇場にて日本初上演し、とうとう12年の時を経て、2025年明治座にて再演が決定いたしました!
INTRODUCTIONイントロダクション
全世界での発行部数2億冊超!
文豪チャールズ・ディケンズ不朽の名作、待望の再演!!
STORYストーリー
18世紀後半、イギリスに住むルーシー・マネットは、17年間バスティーユに投獄されていた父ドクター・マネットが酒屋の経営者ドファルジュ夫妻に保護されていると知り、パリへ向かう。無事に再会し父娘でロンドンへの帰途の最中、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーと出会うが彼はスパイ容疑で裁判に掛けられてしまう。そのピンチを救ったのはダーニーと瓜二つの酒浸りの弁護士シドニー・カートン。3人は親交を深め、ダーニーとルーシーは結婚を誓い合う仲になる。カートンも密かにルーシーを愛していたが、2人を想い身を引く。穏やかな暮らしが続くかに見えたが、ダーニーは昔の使用人の危機を救おうと祖国フランスに戻り、フランス革命により蜂起した民衆たちに捕えられてしまう。再び裁判に掛けられたダーニーだったが、そこで驚くべき罪が判明し、下された判決は死刑。ダーニーとルーシーの幸せを願うカートンはある決心をし、ダーニーが捕えられている牢獄へと向かう――。