イギリスの国民的作家ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作とした世界初演のオリジナル・ミュージカル『ケイン&アベル』を2025年に上演いたします。1970年に帝劇で生まれ、1972年にロンドンでのライセンス上演を成し遂げた、マーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」の世界で初めてのミュージカル化作品『スカーレット』と同様に、東宝が名作小説の世界初のミュージカル化に挑み、世界初演として上演する作品です。
クリエイティブには世界有数のクリエイターが集結しました。音楽は、東宝ミュージカルとかけがえのない絆で結ばれ、2001年日本初演『ジキル&ハイド』から始まり、『ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~』、2024年夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが12週間上演を行った最新作『四月は君の嘘』まで数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーンが務めます。松下洸平は、ワイルドホーンが音楽を手がけたミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』(2017年 梅田芸術劇場メインホール、赤坂ACTシアター)に出演経験があり、ワイルドホーン作品は2作目にして主演を演じます。
脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(2009年シアタークリエ)、『ザ・ミュージック・マン』(2023年日生劇場)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタインが務めます。すでにワイルドホーンの元にクリエイティブスタッフが集まり、脚本・音楽の打合せは順調に進行しています。さらに、歌詞:ネイサン・タイセン、編曲:ジェイソン・ハウランド(『リトル・ウィメン ~若草物語~』(2009年シアタークリエ)、振付は、トニー賞2022-2023に2作品(『&Juliet』『KPOP』)でノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手掛けます。
帝劇の精神を宿した東宝ミュージカルの最新作にどうぞご期待ください。