「マリー・アントワネット」(邦題も)1月30日 現地時間20:00、日本時間 本日31日午前4時、ドイツ・ブレーメン 「ミュージカル・シアター・ブレーメン」にて、歴史的開幕!! これは、演劇界で、日本の企業が原作・脚本・音楽・演出という「ミュージカルのソフト」を海外に輸出し、欧州でロングラン上演されるという日本初の快挙を東宝ミュージカルが成し遂げたことであり、まさに歴史的なことであります。 |
平素は東宝演劇にご高配賜りまして、誠にありがとうございます。 東宝オリジナル製作・ミュージカル「マリー・アントワネット」は、2006年11月に世界初演として帝劇で上演されました。以来、3年の年月を経て本日2009年1月30日(現地時間20:00 日本時間31日午前4時)にドイツ・ブレーメン「ミュージカル・シアター・ブレーメン」にて初日の幕を開けました。 ミュージカルに関し、出来上がった作品を翻訳上演することばかりだった、輸入超過の世界との関係において、日本人遠藤周作原作の小説「王妃マリー・アントワネット」を土台に、ドイツ人の作家にミュージカル化を委嘱し、日本人が初演プロデュ−サーとなった作品が、海をこえてヨ−ロッパでも上演されたことは、作品の創造のされかたに、また、日本の演劇ソフトの輸出に、あらたな地平を切り開くものであります。 また、日本の演出家である栗山民也が(自らの脚本の外国人、外国公演をのぞいて)海外に招かれるのは、蜷川幸雄(イギリス、アメリカなど)、浅利慶太(イタリア・ミラノ・スカラ座 オペラ 蝶々夫人、)、宮本亜門(アメリカ・NY 太平洋序曲)に続く、画期的な出来事です。
1、公演概要
キャスト
※衣裳、装置、振付はドイツ人スタッフ、演出家(演出補も含む)は栗山民也はじめ日本人スタッフ。
2、主催者(シアターブレーメン)の最高責任者・ハンス・ヨアヒム・フライ氏のコメント 「ブレーメンで初演を迎えるプロダクションがいいものになって、幸福を感じている。 特に、日本で生まれた作品の核を生かしたまま、こちらの舞台にのせられることができて満足している。ブレーメン版を製作する過程で、さらに内容を深めることができた。観客のスタンディング・オヴェーションに、成功を確信している。 栗山さんの様式と作品内容が合致、すなわち 華やかさと、余計なものがそぎ落とされた簡潔さが両方ある。栗山さんがもっている演劇への知見、日本伝統演劇の知識が投影された演出になっている。」 3、日本公演概略 帝国劇場 2006,11,1〜12,25 78公演 博多座 2007,1,3〜1,28 38公演 梅田芸術劇場 2007,2,7〜3,5 38公演 帝国劇場 2007,4,6〜5,30 77公演 231公演 遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」 脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ、音楽/シルヴェスター・リーヴァイ 演出/栗山民也 キャスト
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